生産管理システム 個別受注生産 製造業向け アールボム
導入事例

サイエンス株式会社様

温風等暖房装置製造

浴槽用ろ過装置や廃棄熱を役立てるヒートポンプを開発、生産しているサイエンス株式会社。各部署で異なるシステムを使っていたため、部門間のデータ連携が図れず、作業にムダが生じるなどの問題が発生していた。同社は「rBOM」導入で、問題解決に乗り出した。


【システム導入により期待される効果】

・すべての部門が同じ情報を共有できるため、業務管理がスムーズに進められる。

・製造部門では、個別受注に起こりがちな、急な仕様変更にスピーディに対応できるように。

・メンテナンス部門では、過去の修理部品データが蓄積されることで、「壊れる前の修理提案」も可能に。


■部門別のシステムだったことが二重入力の手間を生んだ


「いつでもきれいなお風呂に入りたい」というのは、だれもが願うことだろう。だが、家族が多い、ホームや寮などで何人かが順番で入らなくてはならないということもある。水をろ過してくれる装置があれば衛生的で便利に違いない。

 サイエンスの浴槽用ろ過装置は、そんなときに活躍する機器だ。同社は創業以来、40年間にわたって、このろ過装置の開発・製造・販売・メンテナンスを行って成長を遂げてきた。2001年からは、冷房の廃棄熱を回収して給湯に役立てるヒートポンプを開発。「冷やして、温める」ことが同時に必要な食品工場などの事業所に喜ばれている。サイエンスは限りある天然資源を節約し、自然のサイクルを守る、21世紀型エコ企業といえる。

 エコロジーの波に乗って順風満帆のサイエンス社だが、大きな悩みがあった。20年ほど前に導入した生産管理システムが、現状と合わなくなっていたからだ。

 代表取締役社長 桑原崇氏は、こう語っている。

「以前のシステムは、家庭用ろ過装置を量産するためのものでした。そのうち市場が変わり、業務用が中心になってきました。家庭用の量産型とは違い、業務用は設置環境がすべて異なりますから、ほとんどが個別受注生産となります。量産品を管理する目的で導入した生産管理システムでは、うまく対応できない状態でした。また、販売管理システム、メンテナンス業務のシステム、経理システムと個別のシステムが稼働していたため、部門間のデータ連携が図れず様々な問題が生じていました」

 同社の業務は、大きく分けると開発・生産、営業、メンテナンスの3部門。部門ごとに同じデータを別システムに入力していた。そのため、二重入力などムダな作業の発生、リアルタイムでの部品在庫把握ができない、メンテナンス時に必要な部品がわからないといった問題があったのだ。

 経営管理室 室長 伊藤やすこ氏は、管理業務の観点から指摘する。

「同じお客さまや仕入れ先が、部門によって別コードで登録されていることがしばしばあり、入出金情報の確認が煩雑になっていました。そのためスピーディな利益管理なども難しい状態でした」 


■部品管理に強いことが「rBOM」導入の決め手に


 こうした問題を解決したい、という声は4~ 5年前から社内のあちこちから上がっていた。そしてそのために、新システム導入に向けての第一歩を踏み出したのは、2013年の秋のことだ。3社のベンダーが、桑原社長や幹部社員の前でプレゼンテーションを行い、最終的にDAiKOの個別受注型生産管理システム「rBOM」が選ばれた。

 「rBOM」の採用に踏み切ったのは、個別受注型製造業に特化した部品管理が基本となっていたことが大きい。業務用ろ過装置は、特注品が多いうえ部品を発注し組み上げている最中に「ポンプの仕様を変えてくれ」と仕様変更の連絡が入ることもある。「rBOM」は独自の統合部品表を備えており、量産型生産管理システムでは不可能な中途の部品変更に対応。急な仕様変更にも適応できる。

 また、「メンテナンスデータが蓄積していけば、障害が発生する前に予防保守対応ができ、サービス向上に役立てるのでは」と、技術部門の評価も高かった。

 こうして14年5月に「 rBOM」が採用となり、DAiKOから専任のシステムエンジニアが派遣された。約1年間の導入準備期間中、毎月1~2回関連部署のスタッフを集めてシステムの説明会や操作法などの研修が行われた。生産部門は新潟にあるので、そこでも研修が行われた。

2015年5月、システムは稼働し始めた。

そして現在。

 営業部が受注した案件を生産部が見て、組み上げる。メンテナンスチームが顧客に発送された商品のデータを見て、どのような部品が使われていたかを知る。「rBOM」によって、すべてがつながり、データ連携が実現したからこそ、業務がこれまで以上にスムーズに進行するようになった。

 今、同社は一丸となって、さらにシステムを良いものにしようとある作業を行っている。先頭に立っているのが、伊藤室長だ。

「古い製品のメンテナンスもまだ続いていますので、6000種を超える部品が必要となります。過去10年間、部品管理をExcelで行っていたのですが、すでに扱っていない部品が登録されていたり、同じ部品が別の名前で重複して登録されていたりと部品マスタがバラバラでした。rBOM用に部品マスタを整備・登録しようと、現在全員で確認作業を行っています」(伊藤室長)

 通常業務のある中での大変な作業だが、不満は出てこない。むしろ「日々の業務に流されてそのままだったものが、整備できてよかった」「過去の購入履歴がわかれば、今後のコスト目標にも生かしていける」という声が上がっている。


■より細やかな顧客サービスを生み出すために活用したい


全社が、マスタ登録が完了し、今以上に「rBOM」の操作性がアップする日を待ち望んでいる。すべての部署が同じデータを見ることができれば、営業部門は原価がいくらか、自分の顧客向けの製品が予定通り納品できるのか、生産部門に問い合わせる必要がなくなる。
 生産部門は、仕様変更への迅速な対応のほか、自分たちのつくった製品がどのようなところに納められるのかもわかり、製造作業の目的がより明確になる。メンテナンスチームは、製造したときの構成表からどういう部品が必要かすぐ把握し、スピーディに保守サービスを進められる。
 また、「rBOM」のオプションとして「MotionBoard」というBIツールも導入した。すべてのデータから、決められた項目を拾い出すことができるもので、あらかじめ項目を設定しておけば、部署ごとの支払い先や売り上げも自動的に集計される。その場で会社の状況が把握できるため、経営判断が早くできて経営層にはありがたい機能だ。

「生産管理の部分では、特注品をもっと安く、速く製造できる体制をつくりたいと考えています。メンテナンスについても、価格が安いから他社に勝つのではなく、きめ細かなサービスで、お客さまの信頼を得たい。これまではお客さまからのお電話で修理に応じていましたが、これからはシステム上で部品の前回交換時期などを確認し、保守契約している方々に『そろそろメンテナンスの時期です』とお声がけをしたい。サービス面での差別化を進めていきます」(桑原社長)
「rBOM」は今年度中にマスタ整備を終え、完全稼働する予定だ。新システムが導く効率化の波が、同社をさらに一歩成長させることだろう。


■企業data■ 

社  名  サイエンス株式会社

会社概要  1974(昭和49)年、空調・設備工事を行う企業として創業。

        風呂のろ過装置を中心に開発・製造・販売・メンテナンスを行う。

        2001(平成13)年に冷房熱など廃棄熱を給湯に使う「ヒートポンプ」を開発。

        水と熱資源を活用するエコロジー企業として、注目されている。

本  社  埼玉県さいたま市

U R L   http://science-inc.jp/


企業規模別

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